馬の祭りと出会い強く憧れを抱く

今日は兄さんに手を引かれ、やや遠くにある丘まで歩いた。そこには大きな旗や太鼓が並び、歓声がふんわりした高鳴りを運んできた。

私が目を輝かせ見上げた先は、白いフワフワたてがみをなびかせ歩く姿。胸の奥がゾクゾク、心臓も大きな波を打つ、これこそ岐阜県の馬の祭りなんだそう。

「もうすぐだよ」兄さんが小さくささやけば、えんじ色の甲冑をまとった武将樽がズラリ並び始める。太鼓が響くとみんな注目、自分も指先までギュッと力が入る。

いざ出陣、一斉に歩き始めれっば、パカパカと蹄が鳴る。口元に曳く方達が付くけど、岐阜県の馬の祭り中は、おとなしくゆっくり進み、めっちゃお利口さん。もちろんずっとじゃなく、途中で少しだけイヤイヤすっけど。

人生初体験だから、大きさや迫力に圧倒されっぱなし。憧れすぎイメージ膨らみ続け、将来は岐阜県の馬の祭りでアレに乗って歩きたい。

大歓声を浴びつつ、手を振りながら進む姿は時代劇すぎる。めちゃくちゃ格好良い。早く大きくなりたい、待ちきれません。